年忘れにっぽんの歌 ももいろ歌合戦は？
12月31日の夜はゴールデンタイムで3本の歌番組が放送されました。同じ時間帯に歌番組を被せるよりも違う日に放送してくれたほうが視聴者の為にも、日本の音楽界の為にもなるのにと毎年思うのですが…。BS日テレでは6回目の開催となるももいろクローバーZの「ももいろ歌合戦」。テレビ東京では歌をじっくり聞きたい人向けの「年忘れにっぽんの歌」。そして、何をやりたいのかわからない近年の迷走ぶりが話題のNHKの紅白歌合戦。
記録用にNHKの紅白はBlu-rayレコーダーに録画して殆どリアルタイムでは見ず。他の2番組をザッピングする形で見ていました。ここからは各番組の感想を書いていきたいと思います。「年忘れにっぽんの歌」は歌手のパフォーマンス映像に至っては文句無しでした。
紅白歌合戦 視聴率 最低？
収録番組という点、合間の過去の映像は不要だった点を除いては。Twitterの「#年忘れにっぽんの歌」で反応が良かったのがアイドルから演歌歌手に転向した長山洋子の三味線を弾きながらの「じょんから女節」。元アイドルということからビジュアルは言うまでもなく、衣装、歌唱力、パフォーマンスと裏番組の「紅白歌合戦」を見ていた視聴者に見せたいぐらいの気迫が伝わってくる時間でした。演歌に触れる機会が無い層、人ほど彼女のパフォーマンスに圧巻されたのではと思います。
森口博子さんの登場でも反応は高評価ばかり。「嫁に来ないか～♪」の「ニイヌ・マッケンジー」こと新沼謙治さん、葵わかなに激にの田川寿美さん、中森明菜の「デザイアー」が大好評の市川由紀乃さんとの共演という形でしたが。BSテレ東の年末の番組でセクシーな衣装でピンクレディーを披露した姿とは正反対の青のドレスで「水の星に愛をこめて」と『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』の主題歌である新曲の「Ubugoe」を披露。
森口博子さん。歌唱力は言うまでもなく。熟女特有の色気も相まって最高の時間を堪能できました。森口博子さんは「ももいろ歌合戦」でも「Ubugoe」を披露。こちらは「年忘れ」には無かったタイムテーブルで出演時間がある程度予測できたので助かりました。「年忘れ」とは若干違うと思われる青の衣装でした。「ももいろ歌合戦」のほうが歌唱時間もフル尺に近い形で「Ubugoe」を見ることができました。
満足度高い！ももいろ歌合戦
「ももいろ歌合戦」もMCが変にでしゃばったりすることがなかったので安心して見れました。BS日テレでは19時からの放送と言う事で。6回連続出演の塩乃華織さんのステージは残念ながら見ることができませんでした。「BS」という全国で見れる媒体だからこそ。多くの人に彼女のパフォーマンスを見て欲しかったのですが。来年こそはお願いしたいです。他に出演してたスターダストのアイドルグループや他の歌手のパフォーマンスも良かったです。LDH系の「choochootrain」は見事でした。歌は偏見持って見ちゃイカンですね。さださん、泉谷、戸田恵子、そして大トリの五木ひろしの「山河」。母親は何故かこの歌が演歌とは違うテイスト故に嫌いなのだそうだけど。「おふくろの子守唄」と並ぶ個人的には大好きな五木ひろしの楽曲です。
そして、恒例のももいろクローバーZの年越しのステージ。NHKの紅白歌合戦に対抗する形で始まったわけですが。視聴率ではBSということで勝負にならないでしょうけど。イベント、番組の中身としては紅白には決して負けてはおりません。少なくとも歌手、歌へのリスペクトという点では明らかに紅白歌合戦を上回っています。
山内惠介にきつねダンスとコラボさせたり、三山ひろしにけん玉させたりという演歌に疎い素人のテレビマンがいかにもやりそうな演出。もうウンザリなんですよ。NHKさん。
で、年を明けて録画した紅白を編集しながら見ましたが…。大泉洋。本当うるさいっす。歌手が歌い終わった後に叫んだり不快でしかない。徳光和夫とえらい違いだ。大泉洋というより台本が悪すぎなんですが。歌手が一礼して拍手が静まってから、「ありがとうございました」とかならいいのですけど。余韻を吹き消す絶叫。このふざけた演出は大泉洋の紅白に限らずMステ、ベストヒットアーティスト、FNS歌謡祭と全番組共通ですけど。少しは韓国のKBS歌謡祭、MAMAとかを見習ってほしいです。この点は「年忘れにっぽんの歌」は流石。ただ、CMに行くときにCM後の予告映像を流すのはダメです。あれなきゃいいのに。何故、やってしまうのだろうか。